ベジタリアンについてどうお考えですか?

卵・肉・魚を食べないベジタリアンについてどうお考えですか?
ニュートリショナルイーストでタンパク質は補給できるとのこと。
また、ローフードについてどうお考えですか?
よろしくお願いします。?

先日、クライアントさんから、いただいた質問です。
よく聞かれる内容なのでシェアいたします。

ベジタリアンのベジタは、ベジタブル(野菜)から由来する言葉ではなく、VEGETUS(ラテン語で活気有る・生命力に満ち溢れた)と言う語源です。野菜ばかり食べる人をベジタリアンと言うのではなく、ベジタリアンとは健康で活力ある人と言う意味です。

でも現在では動物性食品を食べない人という認識の方がほとんどです。

そして、ベジタリアンにも色々あって、下記の6種類に分類されます。

1.ビーガン(Vegan)
肉類・魚介類、卵、乳製品など動物性食品は一切食べない厳格なベジタリアン。

2.ラクト・ベジタリアン(Lacto Vegetarian )
肉類や魚介類、卵はさけるが乳・乳製品はとる。

3.ラクト・オボ・ベジタリアン(Lacto Ovo Vegetarian)
肉類や魚介類は避けるが乳・乳製品に加えて卵もとる。ベジタリアンで最も多数派と言われている。

4.ペスコ・ベジタリアン(Pesco Vegetarian)
肉類は避け、魚介類はとる。フィッシュベジタリアンともいう。 (宗教的)

5.ポゥヨゥ・ベジタリアン(Pollo Vegetarian )
鳥(鶏、七面鳥、あひる等)など家禽の肉は摂取する。

6.フルータリアン(Fruitarian)
植物でも本体を殺さずに採取できる果実だけをとる。穀物や調理・加工された食材も摂らない人もいる。

なおローフードは、48度以上の加熱調理をしない、基本生で食材を摂取する食事方法です。
48度以上の加熱で失活すると言われているので、食物酵素をそのまま取り入れるために加熱しません。

今回の質問のベジタリアンは、ビーガンとなります。

ビーガンが野菜を中心に(豆などの植物性のタンパク質も食べるとしても)必要な栄養素を間に合わせようとすると大量(1日700g位でしょうか)の野菜が必要です。

ちなみに5年に1回改定される日本人の食事摂取基準では350gです。

この基準もクリアできていない人が多いので、野菜中心の食事にすると野菜不足が解消されて、便通が良くなったり、中性脂肪や悪玉コレステールが多いドロドロ血が改善されて、元気がなる方もいらっしゃいます
ですから短期的にされる場合は大丈夫ですが、長期にされる場合は、定期的に血液検査や毛髪ミネラル検査でのチェックがおすすめです。

また動物性の食品は食物連鎖の頂点なので、有害物質を多量に含んでいるリスクが高いので、ベジタリアンはその点では安全です

食のカウンセリングをしていて、気になるのはなんちゃってベジタリアンです。

野菜だけ、それも普通よりもちょっと多い位だけを食べている方は、タンパク質や鉄、亜鉛、ビタミンB6、B12が不足することが多いです。

元々タンパク質が不足で、ヘモグロビンも13以下のような方が長期でベジタリアンになると、ますます体力がなくなります。
デトックスやダイエットのためのなんちゃってベジタリアンの方は要注意です。

なおベジタリアンで、植物性のもだけでは不足しがちな栄養素、特にVB12をニュートリショナルイーストなどで補給されている方は結構いらっしゃいます。

ニュートリショナルイーストは、タンパク質というよりは、ビタミンB群の補給に使用されます。

ローフードは、朝スムージーなど野菜を生で沢山とるので、野菜不足の方がされると良い点もあります。
またビタミンの女王様のビタミンCは野菜や果物など植物性のものにしか含まれませんし、加熱によって破壊されるので、ローフードでビタミンCが沢山摂取できるのも良い点です。
ただ日本人は冷え性の方が多いので、夏だけ 朝だけ、されると良いと私は思います。

ベジタリアン、ローフードについて詳しく知りたい方には、松田 麻美子さんの本がおすすめです。
女性のためのナチュラル・ハイジーン」  読書録はこちら
子供たちは何を食べればいいのか-子供のからだは家族が守る! 」 読書録はこちら
50代からの超健康革命―「第二の人生」を幸福に過ごすために 」 読書録はこちら

なおスムージーで気になるのは、硝酸性窒素です。
緑黄色野菜の濃い緑は、硝酸性窒素が多く含まれています。
胃の中でタンパク質と結合して発がん物質になるとの報告もあります。
無農薬、無化学肥料の自然農法のものを使ってください。

私は、健康ですし、食を楽しみたいので、現時点ではベジタリアンやローフードだけにすることはないです。

でも病気になった時はまた違って、腸内細菌のバランスを乱したり、有害物質を多量に含んでいる肉、魚などは避ける必要があります。

食のカウンセリングでも、重篤な症状がある方は避けるべき食材のしっかり指摘いたします。

私自身が気を付けているのは、乳製品は嗜好品なので家では食べません。
卵も遅延型フードアレルギー検査で反応が高いので卵をまるまる使うことはありません。
あと加工食品もほとんど使いません。
加工肉(ハム、ベーコン)、明太子、練り製品などの登場もないです。
揚げ物もしません。
などなど、ありますが、外食が多いので(^^;、時々ファスティグをしてデトックスしてます。

先日、青山にできた山田豊文先生のクリニックで子宮頸がんを克服したファスティングマイスター仲間の体験談は聞きました。
とても参考になりましたが、個人的な内容ですので、続きはメルマガに書きます。
金曜日に発行予定です(^^)

食指導をするには、いろいろな食事療法の知識も必要です。セラピストのためのプロフェッショナル食塾はこのあたりも学べます。

栄養師&ファスティングマイスター・食育講師 鮎田奈央海

セミナー案内2024

4/16(火)・5/30(木) 代官山&ZOOM お金よりも鉄が大切!セミナー開催 

5/22(水)浜松市 お金よりも鉄が大切!セミナー開催

メールレッスン【45歳からの更年期を乗り切る食&生活習慣メソッド】

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です