骨活栄養学!食品添加物の光と影

あなたは食品添加物を意識していますか?

食品表示は、食材が多い順に書かれていて、その後/からが添加物です。

【解説】食品添加物の表示の作り方・見方 | 肥前正宗 食品・グルメ情報サイト
出典:【解説】食品添加物の表示の作り方・見方 | 肥前正宗 食品・グルメ情報サイト (hizenmasamune.com)

添加物はメリットもありますが、デメリットも大きく、骨活にも関係しています。
本日は添加物を解説します。

現状

食品添加物は、食品の品質保持や加工に使用されており、日本では約1,500種類が認可されており、厚生労働省が安全性評価が行われた上で食品表示法にて、使用が許可されています。

しかし、日本人は、1日10g前後年間で約4キロ弱をとっているとの調査結果もあり、

一部では過剰摂取や長期的な影響への懸念の報告もあります。

添加物の問題点

・健康リスク
亜硝酸ナトリウム(発がん性が懸念される保存料)や合成着色料(タール系色素)などは、長期間摂取すると健康に悪影響を及ぼす可能性がある

・内臓負担
ソルビン酸や安息香酸ナトリウム(保存料)は、長期的に肝臓や腎臓に負担をかける可能性がある

・栄養の偏り
リン酸塩(加工食品に多く含まれる)は、必要なミネラルの吸収率を下げ、加工の段階でビタミン類もすでに無くなっていて、糖質や脂質に栄養が偏る可能性がある

・味覚の鈍化
グルタミン酸ナトリウム(MSG)(うま味調味料)やアスパルテーム(人工甘味料)は、味覚を強く刺激し、自然な味覚を鈍らせることがある

・アレルギー反応
タール系色素(赤色102号、黄色5号)や安息香酸ナトリウム(保存料)は、一部の人にアレルギー反応や過敏症を引き起こすことがある

もちろん添加物のメリットもあります。

添加物のメリット

1.保存性の向上
食品の腐敗や酸化を防ぎ、長期間保存できるようにすることで、食材の無駄を減らし、安全な食品を提供できる。
・ソルビン酸(保存料): 細菌やカビの繁殖を防ぎ、食品の保存期間を延ばす。
・亜硝酸ナトリウム(防腐剤): 加工肉などの保存期間を延ばす。

2.食品の安定供給
季節や地域にかかわらず、一定の品質で食品を安定して提供できるようになる。
・リン酸塩(安定剤): 食品の構造を安定させ、品質の低下を防ぐ。

3.風味や見た目の改善
着色料や香料により、食品の色や香りを改善し、視覚的・嗅覚的な魅力を向上させる。
・タール系色素(赤色102号、黄色5号)(着色料): お菓子や飲料に鮮やかな色をつけ、見た目を良くする。
・バニリン(香料): 甘い香りを与え、菓子や飲料の風味を強化する。

4.食感の向上
食品の滑らかさや食感を向上させ、より美味しく食べられるようにする。
・カラギーナン(増粘剤): アイスクリームや乳製品に使用され、滑らかな食感を保つ。
・ゼラチン(ゲル化剤): ゼリーやデザートに弾力を与える。

5.栄養強化
栄養素が不足しがちな食品に栄養素を追加することで、栄養バランスを改善する。
・ビタミンC(アスコルビン酸): ジュースやパンに使用され、抗酸化作用と栄養強化に役立つ。
・カルシウム: 強化食品として牛乳やジュースに添加され、骨の健康を支える。

6.コスト削減
大量生産が可能になり、食品価格を抑え、消費者に安価で食品を提供できる。
・リン酸塩: 加工肉製品の水分保持を促進し、量を増やしてコストを削減する。

7.食中毒防止
保存料や防腐剤により、細菌の繁殖を抑えて食品を安全に保ち、食中毒のリスクを軽減する。
・ソルビン酸カリウム(防腐剤): 酸性食品での細菌やカビの増殖を抑制し、保存性を高める。

 

添加物が多い食品

自称食品添加物のソムリエ阿部司さんの「食品の裏側」本によると

食品の裏側―みんな大好きな食品添加物 | 司, 安部 |本 | 通販 | Amazon

食品添加物御三家は
1.明太子
2.練り物・ハム・ソーセージ・ベーコン
3.市販の漬物

たらこ、イクラ、カズノコ、酢タコ、惣菜パン、菓子パン、カップ麺、輸入果物 、ミックスピザ、ガムも多いです。

まずは上の食品をさけることが近道。
そして、添加物の勉強をすると食べれるものがなくなると嘆かれる方が多いのですが、100%避けるのは知識がある方でも無理です。
光と影を認識した上で、7割OKを目指しましょう。

そのためにまずは、ご自宅の調味料を整えることが大切です!

調味料の選び方

価格は高くなりますが、塩、醤油、味噌、味醂、酒などは、原材料にこだわった、時間をかけてつくる日本古来の製法の物がおすすめです。

それだけで、お料理が美味しくなります❤

そして、もう一歩進んで、自身で手作り味噌や手作り塩麴にも挑戦ください。
市販品よりも更に美味しく、自身の菌入りで健康効果も高くなります。

探すのが難しい方と思われた方は、楽天で「オーサワ」や「ムソー」のブランドから選ぶと良いです。

骨粗鬆症と食品添加物との関係

1. リン酸塩(リン酸塩ナトリウムやリン酸アンモニウムなど)

用途: 加工食品の保存料や乳化剤として、ソーセージ、ハム、清涼飲料水、インスタント食品などに使用されます。

影響: リン酸塩を過剰に摂取すると、体内のカルシウムとリンのバランスが崩れます。リンの摂取量が増えすぎると、カルシウムが骨から溶け出しやすくなり、骨密度の低下を引き起こす可能性があります。これは、骨粗鬆症のリスクを高める要因となります。

2. ナトリウム(食塩やナトリウム系添加物)

用途: 調味料や防腐剤として広く使われています。

影響: ナトリウムの過剰摂取は、カルシウムの排出を促進し、尿中に多くのカルシウムが失われる原因となります。
これにより、カルシウム不足が引き起こされ、長期的には骨の健康が損なわれる可能性があります。

3. ソルビン酸カリウム(防腐剤)

用途: 保存性を向上させるために加工食品に使用。

影響: 一部の研究では、カリウムの過剰摂取がカルシウムの吸収を妨げることが示唆されています。
カリウムが体内のミネラルバランスに影響を与えると、骨に必要なカルシウムの吸収が阻害される可能性があります。

4. 加工食品に含まれる添加糖(高果糖コーンシロップなど)

用途: 甘味料としてソフトドリンクやスナック菓子に使用されます。
添加物ではなく、食材扱いではありますが、血糖値の乱高下するためにとらない工夫が必須です。

影響: 加工食品に多く含まれる添加糖は、体内で酸性物質として働き、酸性度が高まると体が酸を中和するためにカルシウムを使います。このプロセスが繰り返されると、骨からカルシウムが失われ、骨密度が低下します。

5. トランス脂肪酸

用途: 工業的に生成された油で、スナック菓子やファストフードに含まれます。

影響: トランス脂肪酸は、骨の健康に必要なビタミンKの吸収を阻害する可能性があります。
ビタミンKはカルシウムを骨に沈着させる役割を果たしており、これが不足すると骨粗鬆症のリスクが高まります。

まとめ

骨活には、食品添加物のリン、ナトリウム、カリウムが結果的に、カルシウムやマグネシウムを骨から出す脱灰を引き起こすので、加工食品を少なくすることが大切です。
また添加物ではありませんが、トランス脂肪酸はビタミンKの吸収を阻害し、ブドウ糖果糖液糖は血液中の酸アルカリバランスを乱す原因になりこちらも取らない工夫が必須です。
まずは、バランスの取れた食事を心がけながら、マグネシウム、カルシウムやビタミンD、ビタミンKなどの骨に良い栄養素を含む食品を積極的に摂取することが重要です。
まずはご自宅の調味料から取り掛かってみてください。

 

人生は3カ月では終わらない
継続できる食&運動習慣を身に付けたい方は、まずは学んでいただきたいです。

本日も最後までお読みくださり、ありがとうございました。

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