ファスティング【Q&A】生理が遅れる・生理がこないのは女性ホルモンの変化
ファスティングをしていただくと、生理が遅れる方、早くなる方、いろいろありますが、これはどういった理由からでしょうか?
こんばんは(^^)
栄養士&健康研究家の鮎田奈央海です。
本日は、塾生さんからの質問をシェアいたします。
ファスティングした後に生理が遅れる・生理がとまる
生理周期が乱れる
ファスティングした後に生理周期が乱れる方が時々いらっしゃいます。
遅れる方、早くなる方、閉経していたのに復活する方など本当に色々です。
ファスティング期というのはある種の飢餓期間という特別な時間であり、いろいろな面で普段と異なります。
当然ホルモンバランスも異なってしまいます。
また生活も変わりますので、これらから、いろいろな変化が生まれます。
これらは普段の食生活や生活習慣、あるいは体質との兼ね合いがあると思われます。
ですから理由は、個人差があり様々ですが、
遅れる方の場合は、女性ホルモンがコレステロールで作られることに関係します。
ファスティング期間中は、女性ホルモンの材料が入ってこないですし、ファスティングにより脂肪燃焼するわけですから、普段よりも体内のストックも少ないわけです。
材料が不足することも関係があるでしょう。
早くなった方、閉経していたのに復活した方は、飢餓状態であることによって子孫を残そうと変化が出たのかもしれません。
レプチンも生理周期に関係
そして最近の研究でレプチンも生理周期に関係していることがわかってきました。
もともとレプチンは脂肪細胞から分泌され、食欲をコントロールする働きで知られているホルモンです。
女性における生理や排卵や男性の精子の働きにも関係しているのです。
脂肪が少なく痩せている女性に生理が乱れる人が多いのはレプチンが少ない事が一つの原因でもあります。
ところが、脂肪が多いとレプチンが多くなる事で、レプチンに対する抵抗性ができ、正常な働きがブロックされ生理のリズムが乱れます。
少なくても多くても問題ありなのです。
ファスティング中は、脂肪燃焼が促進される事でレプチンの分泌が高まり、性ホルモンに変化が起きる事で普段と違って生理が早く来たり、遅くなったりする可能性があるわけです。
ただ、これは一時的なものなので安心して下さい。
因みに、米コロラド大学のジョンソン博士の研究ではレプチンの抵抗性を解決するのには断食を行ないながらの運動が効果的と述べています
ファスティングでレプチンが正しく働けるようになれば、食欲のコントロールもでき、生理周期を正常にすることにもつながるので、ダブルメリットありですね!
もちろん、ファスティング後の食や生活習慣をリセットすることもお忘れなく!
本日もお読みくださりありがとうございました(^^)