骨粗鬆症をチェックする血液検査

こんにちは(^^)
鮎田奈央海です。

マイブームの骨粗鬆症対策❤
調べ始めると恐ろしい話が沢山出てきます。

例えば、骨粗鬆症が進むと骨は折れるのではなく、粉々に砕けるとか(^^;
ばらばらに砕けた骨をくっつけるのが上手な医師もいるらしいですが(^^;

いや~怖い~わ~
と想像もしてなかった骨粗鬆症の世界です。

本日は前回のブログで骨を作る以外に大切な働き満載のビタミンDを解説しました。

今回は、その続きで骨の成分について
そして、他の血液検査について解説します。

骨の成分

骨の主要成分はハイドロキシアパタイトと呼ばれる化合物で、これはカルシウム、リン酸塩、および水から構成されています。
ミネラル成分のうち約65〜70%がカルシウムで、約15〜20%がリンです。
マグネシウムは、約1%未満ですが、骨の形成や代謝に重要な役割を果たします。
これらのミネラルは、骨の硬度と強度を向上させ、骨の構造を支えます。

他にもコラーゲン(20~25%位)が含まれており、骨を柔らかくしながらも強度を与えます。

また骨は水分を含み、骨の柔軟性を保ち、骨組織内での重要な役割を果たします。

身体の5%ミネラルの話 §2 骨を構成する多量ミネラル | ブログ | Pure Medical attitude
出典:身体の5%ミネラルの話 §2 骨を構成する多量ミネラル | ブログ | Pure Medical attitude (office-purej.com)

ミネラルは骨の硬度を、コラーゲンは骨の柔軟性を、水は骨の組織内でのやり取りの役割を果たします。
これらの成分がバランスよく存在することで、健康な骨の形成と維持が可能となります。


山田豊文先生の本では、骨を鉄筋コンクリートで表現されてます。
鉄筋コンクリートのコンクリートがカルシウムなどミネラルで鉄筋がコラーゲンです。

骨の健康 | カリフォルニア プルーン協会
出典:骨の健康 | カリフォルニア プルーン協会 (prune.jp)

骨粗鬆症は、コンクリートも鉄筋もスカスカになるイメージです。

骨粗鬆症って? | 浅井整形外科リハビリセンター
出典:骨粗鬆症って? | 浅井整形外科リハビリセンター (asaiseikei.jp)

骨の代謝について

骨は成長期が終わっても新陳代謝をくり返します。
若者で約3年、高齢者では約5年位で、全身の骨が新しく入れ替わると言われています。
最大量骨量(ピークボーンマス)になるのは、女性では18歳位、男性20歳位で、その後は徐々に低下し、女性の場合は、閉経してから10年間で20%の骨を失うと言われています。
この辺りは次回のブログで解説します。

ここからは、骨粗鬆症に関係する血液検査項目について解説します。

骨粗鬆症の血液検査

  1. カルシウム濃度
    骨は主にカルシウムでできている。
    低い場合、それは骨からカルシウムが溶け出している(脱灰)可能性がある。
    この検査は、骨密度の低下を示す手がかりになる。
    8.5~10.5 mg/dL 程度が一般的な基準範囲。
  2. リン濃度:
    リンも骨の主要な構成要素。
    カルシウムとリンのバランスが重要であり、リン濃度の異常は骨粗鬆症の可能性を示すことがある。
    2.5~4.5 mg/dL 程度が一般的な基準範囲。
  3. アルカリフォスファターゼ(ALP)
    ALPは骨を生成する細胞(骨芽細胞)が活発になると、血液中に放出される酵素。
    そのため、血液中のALP濃度が高い場合、新しい骨が生成されている可能性がある。
    成人の場合、20~140 U/L 程度が正常範囲。
    成長期の子供はとても高く、年齢や性別によって基準値は変わることがある。
  4. ビタミンD濃度
    ビタミンDは、カルシウムの吸収を促進する重要な役割がある。
    ビタミンDの不足は、骨の健康に悪影響を及ぼす可能性がある。
    30~100 ng/mL 程度が一般的な基準範囲。
    ただし、ビタミンDの濃度は季節や地域によっても異なることがある。
  5. PTH(副甲状腺ホルモン)
    PTHは、カルシウム濃度を調節するホルモン。
    PTHの異常は、骨粗鬆症の原因に関連していることがある。
    10~65 pg/mL(ピコグラム/ミリリットル)程度が一般的な基準範囲。
    ただし、検査方法や検査施設によって基準値が異なることがある。

これらは一般的な成人の基準範囲であり、年齢や性別、医療機関の標準によって異なることがあります。
検査結果が基準値から外れている時は、医師などの専門家へご相談ください。

こちらが私の結果です。

すべて基準値ですが、
分子栄養学的に血清カルシウムとリンをかけて35以上になる場合は、カルシウム不足による脱灰や甲状腺ホルモンの異常の可能性あり。
カルシウム・リンのバランスに注意
と推測します。

Ca×P
9.2×3.5=32.2(35未満)
なので大丈夫でした。

ALPは、59(38~113U/L)
今回は、基準内に入っていますが、
ALPは、亜鉛が必要とする酵素です。
分子栄養学的な理想値は65。
血清亜鉛と銅を近いうちに確認します。
とりあえず、亜鉛が不足かのもの私です(^^;
時々摂取しているのですが、量を増やそうと思いました。

今回は副甲状腺ホルモンは測定されませんでした。

血清カルシウムやリン、ALPは、健康診断などでも測定されていることが多いので、ご自身の結果を照らし合わせてみてください。
通常の血液検査にはないのが下記の骨代謝の酵素です。

なお採血の診断は、医師法により医師のみが許されています。
私は自身の結果を勉強中の分子栄養学的に一般論として語っております。

骨代謝マーカー

TRACP-5B(タータイプアシドフォスファターゼ5B)とトータルP1NP(トータルプロコリアン型N末端プロペプチド)は、骨代謝マーカーとして知られています。

  1. TRACP-5B
    • TRACP-5Bは、骨や骨を吸収する細胞である破骨細胞の活性を示す酵素。
    • 骨吸収(骨を破壊して必用なミネラルを取り込む)の過程で、破骨細胞が骨を分解する際にTRACP-5Bが放出。
      そのため、血液中のTRACP-5Bレベルは、骨吸収の程度を反映。
    • TRACP-5Bの濃度が高い場合、骨吸収が亢進していることを示し、骨の密度が低下しやすい状態や骨粗鬆症のリスクが高い可能性がある。

      理想的値は、一般的には 120~420 mU/dL(ミリユニット/デシリットル)の範囲内。
      ただし、加齢や性別によっても基準値は変わることがある。
  2. トータルP1NP
    • P1NPは、新しい骨が形成される際に生成されるタンパク質の一種。
    • 骨形成の過程で、骨芽細胞が新しい骨の形成を開始すると、P1NPが放出される。
      そのため、血液中のP1NPレベルは、骨形成の活性を示す。
    • トータルP1NPは、P1NPの全体量を測定。
      これにより、骨形成の全体的な活性を評価することができる。

      正常範囲は 15~90 μg/L(マイクログラム/リットル)程度。
      同様に、年齢や性別によっても異なる可能性がある。

↓が私の結果です。
医師が書いてくれたように、

TRACP-5Bがコワス(壊す) 413(120~420 mU/dL)
トータルP1NPがツクル(作る) 60.6(15~90 μg/L)

壊す方が基準内で高めですが、作る方も基準値内やや高めなので、1年後の再検査となりました。

来年の検査までに、更なる改善を目指します!

私がしている栄養&運動について

毎日編
・1回の食事内で糖質グーの大きさ、1日のタンパク質3手の平、野菜両手に乗る位を目安に、タンパク質&野菜リッチなご飯を食べる
・マグネシウム摂取:サプリ、高濃度マグネシウム、塩化マグネシウム、マグバームなど
・ヘンププロティンでタンパク質10g/日強化
・ビタミンC 3g以上、B群 カプセル
・グルタチオン 1カプセル
・乳酸菌 小さじ2杯など
・シリカ少々

・8000歩/日歩く(以前はヨガを定期的にしていたが、今はこれだけ)

・寝る前のストレッチポール、筋膜リリースロールを使ったストレッチやマッサージ(オーディブルを聞きながら)

照明は間接照明のみでかなり暗くして、睡眠の邪魔をしないようにしてます。

その時々で必要の応じて

・ビタミンA、D、E
・亜鉛、セレン(今回亜鉛の不足の傾向が見られたので、増やします)
・タウリン、オリーブリーフなどを追加

なお、ビタミンDサプリは、以前は毎日摂取していましたが、25-OHVD濃度が分子栄養学的理想値になったので、2日~3日に1回に変更です。

今回の骨粗鬆検査の結果をふまえて、踵落としを10回を1日2回を入れることにしました。
習慣化するために、朝の洗顔時、夜の洗顔時に組み込みます!

↓が現在摂取中のサプリメントです。(オリーブリーフや高濃度マグネシウム、シリカを入れ忘れました)

5月11日に、栄養療法仲間で、骨ケアが必要な年代女性たちと骨を語るランチ会を開催しますので、そこで情報入手してきます。

次回のブログは、骨や骨粗鬆症についてもう少し詳しく解説します。
本日も最後までお読みくださり、ありがとうございました(^^)

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