免疫を暴走させない油の取り方@免疫力アップの栄養学6
こんにちは(^^)
栄養士&健康研究家の鮎田奈央海です。
友人たちとランチした~い!
GW開けを楽しみに
できることをコツコツと
引き続き免疫に関するブログやセミナー資料を作っております!
免疫。
ちょっと、ややこしい。
でも知っているのと知らないのでは大違い。
御一読ください。
まずは新型コロナウイルスについて知る@免疫力アップの栄養学4
免疫第6弾。
本日は、免疫力を上げる油の取り方について解説します。
タンパク質やビタミン、ミネラル、
適度な糖質ももちろん大切ですが、油にフォーカス。
理由は、免疫の暴走に関係するからです。
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新型コロナウイルスは、免疫が暴走し、自分の身体も攻撃し、多臓器不全になり、亡くなる方が多いです。
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免疫の暴走は、アレルギーや自己免疫疾患にも関係します。
残念ながら、油の取り方を間違っている方が多いです。
以前から
油は、
・脱トランス脂肪酸(マーガリン、ショートニング、植物性油脂、揚げ物、菓子パン、スナック菓子など)
・お家ではオメガ6の油(コーン油、大豆油、ゴマ油、サラダ油など)を使わない
・要オメガ3(亜麻仁油、エゴマ由、青魚、鮭など)
・炒めものには、オメガ9(オリーブオイル、菜種油、こめ油)か飽和脂肪酸(ココナッツオイル)
と指導してきました。
油はエネルギー源としても大切で
37兆個の細胞膜の原料であり、
脳の60%も油ですし、
ホルモン(コルチゾール、性ホルモンなど)の原料になります。
若さや綺麗を維持するのも
頭を良くするのも
油次第です。
油の話の前に
免疫の暴走に一番関係するサイトカインの解説をします。
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サイトカイン
何をしているかといえば
免疫細胞が連絡をとるための物質(メールみたいなもの)です。
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インターフェロンや腫瘍壊死因子(TNF)などのほか、
リンパ球が産生するものをリンホカイン、マクロファージが産生するものをモノカインと、まちまちに呼ばれてきましたが
(名前が多いのが、ここがややこしくしている原因ですね)
リンパ球やマクロファージが生産するものを1979年以降、インターロイキン(以下ILと略記)と呼び統一し、通し番号をつけることが国際的に提唱され、現在20以上のILが知られているそうです。
以後ひっくるめて、サイトカインと表示します。
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免疫をしっかり作動させるために
炎症(もっと炎症を起こそうとする)サイトカインたちと
抗炎症(もう充分だから免疫を抑える)サイトカインたちと
大きく2つに分かれ。
どちらも大切。
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病原菌が入ってきた時は、
炎症を強めるサイトカインたち出て、
一気に退治後、
分泌はすみやかに終了
もしくは、抗炎症のサイトカインたちが出て、完了です。
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サイトカインが
必要な時に必要量出て
出続けないことが
免疫が正しく働くために必須なのです。
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アレルギーや自己免疫疾患もサイトカインの暴走や
アンバランスが原因でもあります。
やっと油に話に入ります。
サイトカインと同じような働きをするのが
油から作られるエイコサノイドがあります。
また聞いたことのない名前が出てきましたが(^^;
エイコサノイドとは
細胞膜から作られる生理活性物質で、
サイトカイン的な働きをして
炎症や抗炎症に関係をします。
オメガ6系の油は、
抗炎症(1系PG)と炎症(2系PG,4系LT)を起こす
下記の図のように抗炎症と炎症の相反するエイコサノイドになります。
ちなみにリノール酸から変換されるアラキドン酸は、肉、乳製品、卵に多く含まれる油です。
オメガ3系の油のαリノレン酸は、いくつかの過程を経てEPAから抗炎症のエイコサノイド(3系PG,5系LT)になります。
オメガ3もオメガ6も体内では合成できないので、必ず食べ物からとる必要がある油(必須脂肪酸)で、どちらも大切です。
しかし、現代人は、オメガ6系の油を多く使い
肉、乳製品、卵などのアラキドン酸も多いので、炎症をおこすエイコサノイドが強すぎる方が多いです。
なお乳製品は嗜好品ですが、
肉、卵は、ある程度は食べて欲しいタンパク質源ですから、
お家で使う油をオメガ6系が多いものを使わないことがポイントなります。
理想は、オメガ3:オメガ6=1:1~3
現代人は、1:20~50
とかとも言われてます。
その油に含まれる脂肪酸がそのまま細胞膜の原料となります。
自己投資ですから、質の良い油をとってください。
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使う油を変えて
オメガ3とオメガ6のバランスを
正しい割合にすることが大切です
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オメガ3のαリノレン酸がとれる
愛用の亜麻仁油です。
有機亜麻仁油237ml×3本お得セット 【 亜麻仁油 アマニ油 亜麻仁 アマニ あまに オイル 油 オメガ flax 】
クール便で送付さてくるのもポイント高く、開封前はもちろん開封後は、もちろん冷蔵庫保管で、1本を1か月で使い切りましょう。
ガラス容器ではありませんが、環境ホルモンの影響もないそうです。
またオメガ3系の油は、αリノレン酸からEPAやDHPに変換されますが、変換率が低い方が多いです。
ですから、αリノレン酸は、亜麻仁油やエゴマ油から
EPA、DHAは、青魚、鮭からわけてとることを意識ください。
私は、大きな魚は、水銀、ヒ素、ダイオキシン(環境ホルモン)の汚染源なので、魚やは週2回程度で、魚を食べない日は、クリルオイルを追加です。
とり始めて約1年ですが、脂肪酸プロフィール検査では、なかなかの結果でした(^^)
愛用品です。汚染が少ない南極海のオキアミからとれるクリルオイルです。
Now Foods, Neptune Krill 1000, Double Strength, 1,000 mg, 60 Softgels
クライアントさんに紹介したところ大きすぎる(^^;
Thoren社のサプリはお値段高めですが、品質はバッチリで、こちらもお勧めです。
Thorne Research, スーパーEPA、EPA&DHA、ジェルキャップ90粒
脂肪酸プロフィール検査では、アラキドン酸とEPAの比率がわかります。
この比率で炎症体質がそうでないかがわかります。
長くなるので、また次回に解説いたします。
免疫力アップ!
若さや綺麗、頭を良くするためにも、本日から油の取り方をご注意くださいね(^^)
最後までお読みくださり、ありがとうございました。
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